こんにちわ、さんた屋です。

レザークラフトをする際、革の厚み調整がきめ細やかにできると作品のクオリティが格段にあがりますが、同時にそれは非常にハードルの高い作業でもあります。
手で漉くのはむつかしいし、漉く機械は大きくて重くて高価だし、その刃を内蔵のグラインダーで砥ぐ際に出る火花と音はかなりのものです。

その悩みに、皮漉き機の老舗・ニッピ機械工業さんが答えたのが「スカイミニ」です。

本格的な漉き機を置くにはざっくり半間くらいのスペースが必要で、設置したらもう当面動かすことのないものですが、スカイミニはなんとランドセルくらいの大きさで、重さも12kg。
これに漉き機として必要な機能を押し込み、刃も使い捨ての替刃式にした画期的な製品なので、自宅でレザークラフトをするクラフターさんにぴったりだし、持ち運びができるので、本格的な漉き機を使うような本職の人にとっても、イベント出展やワークショップ開催用に重宝されています。

なんと、ニッピ機械さんの本社がある兵庫県加西市のふるさと納税の返礼品にもなっています。
刃は、切れなくなったら交換する方式で、5枚入りが 3,520円(税込)です。

さらに切れ味と耐久性をアップさせた高級刃も存在し、こちらは一枚 9,350円(税込)となっています。

この高級刃は、お値段は標準刃の10倍以上ですが、砥ぎ直して使えるのが美点です。
砥ぎ直しは、ニッピさんが対応してくれるようになっており、料金は6,000円ちょい。

・・・となっております。

ん~(汗)

僕は、知人から譲り受けた漉き機を使ってるのでとりあえず今は必要ないけど、もしも漉き機を持ってなかったら、検討対象にはするものの、正直ちょっと悩みます。 一番のポイントは刃。 この刃、自分で砥げないかな~って。 

さすがにこの形状の刃は、普通の包丁のように手で持って砥ぐのは無理そう。ニッピさんも、精度が大事なのでおすすめしないとHPに書いています。

しかし、無理と言われるとやってみたくなる面倒な性格なんですよね(笑)

さんた屋製ツールをご愛用いただいている方の中にも、スカイミニを持っている方や検討している方がおられて、同じようなことをつぶやかれていたので、ちょっとチャレンジしてみました。

組み合わせるのは、さんた屋製「包丁研ぎサポーター」です。
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これとスカイミニの刃をつなぐべく、こんなアタッチメントを用意。
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以下、使い方をご紹介します。

実際にスカイミニの刃を装着した状態がこちらです。
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図で書くとこんな感じです。
実際に砥ぐ際には、砥石を横向きに置いて、小刻みに前後させるといいです。
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スカイミニの刃は両刃なので、上下裏返して均等になるように砥いでください。
裏表の鎬面の長さが同じになっていればOKです。

あ、そうそう、横に動かすような砥ぎ方はしないでくださいね。

アタッチメントとサポーターの取り付け部は長さ調整できるようになっており、突き出しを長くすると鋭角に、短くすると鈍角に砥ぐことができます。これは包丁研ぎサポーターと同じ理屈です。
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スカイミニ用の刃の刃先角度が実際に何度になっているのかは、どこにも情報がなかったので、実物を計測してアタッチメントの設計に織り込みました。
もっとも長く突き出した状態で、標準刃の鋭角面の角度とほぼ合う設計にしています。

この角度で砥ぎあげただけでもOK。しかし販売されている刃には、どうやら刃先に小さな鈍角面(小刃)がつけられていると思われ、再生する際にも砥ぎあがったあと最後に少しアタッチメントを短くして刃先に鈍角部分をつくるといいかもしれません(長切れする刃になる)。

ここらへんの刃先の角度や、鈍角の付け具合、あとは何番の砥石を使用するか、革砥の扱い・・・ この辺が使いこなしになるかと思います。砥石の番手はあまり細かなもの(5000とか8000とかそれ以上)は不要だと思います。

念のためもう一度書いておきますが、刃を横に滑らせるような砥ぎ方や仕上げ方をすると台無しなので注意してください。必ずローラーの向きに。

それから、砥石の面を常に平面に維持するのが何よりも大事なのは、言わずもがなです♪


なお、こうやって替刃を再生することは、ニッピさんが推奨しているわけではありませんので、万が一これによって不利益が生じたとしても(まずそんなことはないと思うけどw)、悪しからずご了承ください。

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追記)
ユーザー様から使用レポートをいただきました。



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