こんにちわ、さんた屋です。

SNSなどで自作の馬蹄を晒してるので、多くの方からは、自分で作ったものを使っていると思われてるかもしれませんが、今使ってるのはGANZOさんのコードバンのやつです。15年くらい前、レザクラなんて微塵も考えていなかった頃に買ったもので、結構いいお値段(2020年1月現在22,000円、当時も2万円くらいだったはず)だったのと、今でもまったく壊れてないので置き換えられないんです。型崩れもなくいまだに開け閉めもしっかりしていて革の擦り切れもしてないです。ほんと、素晴らしい造りです。

「革職人は馬蹄が作れて一人前」という記述をよく見ましたし、実際に使っている馬蹄も上記の通りしっかりしたものだったので、数年前にレザクラをするようになってからも、自分には馬蹄なんて作れるわけないと思ってたし作る必要もありませんでした。
たまたま買ったレザクラの教本に一度だけ馬蹄の作り方が載っていたのですが、それもスルーしてました。

そんな中、転機は今から3年前、2017年の3月に訪れました。僕がパスケースなどを作ってfacebookに載せていたのを知人が見て「馬蹄コインケースを作ってくれ」と言ってきたんです。すごく世話になってる人だったのでお応えしたかったのですが「まず無理」と断ったのを、たまたま五助屋さんに見つかり(笑)「やってごらんよ」と。

五助屋さんはちょうどその頃、ジュエリー&天然石作家のロミ子さんが監修する【ハンドメイド作家の為の1番丁寧な情報サイト】で馬蹄コインケースの作り方を執筆しつつある最中で、格好のタイミングだったんだと思います(人体実験?)。
こちらのサイトです → http://canecry.com/?p=1543
馬蹄コインケースに関しては、僕の知る限り書籍は前述の一冊だけ、ネットでも情報がほとんどなかった中、惜しげもなく公開してくださっていたので、一念発起してチャレンジすることにしました。

まず、お手本にするために五助屋さんの馬蹄を一個購入させていただきました。
これがその五助屋さんの馬蹄(手前)と、はじめて自分で作った馬蹄(奥)です。
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ふたつとも今でも未使用のままです。これが自分の馬蹄作りのスタート。
自分の作った初回作を使ってないのは使い物にならなかったからですが、お手本は大事なので永久保存です。
その後、なんと二個目に作ったものが偶然にもうまく行き、それが先に述べた知人のもとに嫁ぎました。今でも大事に使ってもらえているようです。

その後、三個めで再びガタガタになり、型紙の修正をしながら自分好みのカーブに変えたりしながらやってきました。ところが、革の厚み、伸び、向きによっても全然ちがうので、型紙がわるいのか、作り方が悪いのか、素材のチョイスがわるいのかわけがわからず、迷走しまくりました。
今までに作ったのはたぶん50個程度だと思うのですが、安定しはじめたのは10個めくらいだと思います。型紙は最初のものから比べるとまったく別物になってしまいました(笑)。

五助屋さんのレクチャー記事は絶妙な線を行っています。それだけで100%のものはできないのだけれど、これがあるといろんな気づきを与えてくれます。いまだに読み直すことがあり「そっか、そういうことか!」というポイントに出会えます。

今回、ふたたび五助屋さんが馬蹄ネタのブログをはじめてくれました。
せっかく五助屋さんが貴重な情報を公開してくださっているので、ぜひ多くの人にチャレンジしてもらいたいなぁと思うのであります。もしも私で力になれることがあれば全力でサポートします。僕と同じように五助屋さんのサイトを見てチャレンジした多くのクラフターさんはみんな同じ気持ちでいると思います。

いちばん気になる型紙については、今回の五助屋さんのブログでは「型紙の販売は無いのかとお問い合わせを頂きましたが下記リンク先を見ると型紙があまり役に立たない、自分で書かないとダメだというのが分かると思います。僕の型紙を使う場合厚みが2.0 1.5 1.3 1.0 0.5と5種類の厚みで作らねばピッタリと来ないのです。だったら手元にある革の厚みから設計したほうが早いよね?って話です。」
と、突き放されてます(笑)
2.0 1.5 1.3 1.0 0.5と5種類の厚み・・・と聞くと躊躇するかもしれないけれど、僕なんか2.0と1.0だけで作ってるくらいなので、五助屋さんがおっしゃるとおり手元にある革の厚みから設計するほうがいいってのはたしかにありますね。

それでもまずは型紙を・・・と思うでしょう。
ブログ記事をよく見ましょう。ありがたいことに掲載されている裁断済みパーツの画像には方眼があります!  ほんと優しいお方ですね(^_^)