革製品のステッチは装飾的な意味もあって、やっぱきれいにそろえたいものです。
手縫いでもミシンでも表面は綺麗に斜めになり、裏は直線(的)にステッチがつながる、ってのが一般的かとおもいます。
できれば両面とも斜めにきれいにそろってほしくて、表と裏を別々に穴あけして貼り合わせて縫ったりすることもあるのですが、そんなことせずに片面からの穴あけだけで器用に糸を操りながら両面斜め縫いを実現している方がいて、うらやましいと思ってました。けっこう動画とかも上がってますが、自分は穴の向きや縫う方向などが他人と逆だったりするので、どうも思った通りにできず悩んでたんです。
が、このところ訳あって毎晩夜中の2~3時まで必ず起きていないといけないこともあり、暇つぶしにいろいろ試してみたら、わりと安定的に実現できる手順が分かったので、図解してご紹介したいと思います。
自分の場合の話なんで、もしかしたら縫いの癖とかで、合致しないひともいるかもしれませんけど、ま、ご参考に。
(画像の転用、転載はお断りします)



この裏面の表面(わかりにくいな・・・)で交差してるのを強めに引き締めたり、締めるまえのたるみを意図的に作っておいたりすると交差が中に引きこまれて、意図せずに両面斜めになることもある、ということだとおもいます。



つまり、交差部分を革の中に入れ込むということなので、厚みのあるだったり両面貼り合わせだったりするほうが実現しやすいことになりますね。
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裏側の糸を半分ぐらい通して残りを小指に引っ掛けて斜め前方に引き上げ、表側の糸を下に通しながら表側の糸で輪っかを作り裏側から通した糸をその輪っかに通して両方の針を揃えて斜め前方に引き上げるとさらに、斜め具合が上がりますよ。(文章だと説明しにくいのでわかりずらかったらすいません)
後、試行錯誤していたころに両面真っすぐと、もう一つ両面目打ちじゃないやり方で両面斜めの縫い方を発見したはずですが、思い出せません。どちらもテンションのかけ方が均一じゃないとだめだった気がします…
お~、ありがとうございます(^_^)けっこうみなさんに見ていただいているので、このコメントも合わせて読んでいただけると充実した情報になるかとおもいます。
自分的には、この理屈に糸の撚りの方向の考え方を加味すると、完全な話が描けるのではないとおもっておりまして、いろいろと試してみたいと思います!