革を手縫いするには、布と違って下穴をあけとかないと針が通らないので、菱目打ちや菱ギリで穴をあけますね。

菱目打ちは何本ものキリがたばになって刃の角度もそろってるのでまだいいんですが、菱ギリの場合はひとづつあけるので、慣れないと穴の角度がバラバラになってしまいます。

練習を重ねればいいんでしょうが、そういうのが嫌なので楽する方法を模索。

最初は、キリのお尻(握るところのてっぺん)にマジックで線を書いて、刃の向きがわかりやすいようにしたんですが、どうもうまくいかない。

で、透明のプラ板でこんなのを作りました。プラ板は、なんかのパッケージに使われてたやつの切れ端です。
あらかじめ刃の向きと45度くらいの角度をつけておき、縫い線と赤い線を合わせるようにして穴あけするんです。
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猛烈にダサいですが、自分的には劇的な効果がありました。

これをインスタに載せたら「売ってほしい」という声がありました。

この程度のものならタダで差し上げてもいいのですが、欲しいという方全員に差し上げることもできないので、公平にするには販売するしかないな・・・という気持ちで販売することにしました。

とはいえ、これそのものを売るというのはさすがに胸が痛んだので、お金をいただくならもうちょっとしっかりした物にしようと思って作ったのがこれでした。
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5mmのアクリルをレーザーで切り出したものに、横からΦ2.5mmの下穴をあけてタップを切り(タップという工具で削って雌ネジの山を作る作業)、M2.6(ネジの大きさです、極小)のネジで固定する仕組み。

ネジはポリカーボネイトという樹脂を使っていますので、錆ることもありません。ステンレスなら錆びないのでは?とおっしゃる方もいますが、キリの刃が鉄の場合はステンレスと接している部分が錆びてしまうのです。だから樹脂。ポリカの微妙な弾性が回り止めにもぴったりなんです。

商品名は、宮古島の6tleatherworksさんが「アングルセッター」と呼んでくださったので、今でもそのまま使ってます。

当時、一個800円いただいてて販売しましたが、作るのが大変(失敗率高しw)だったこともあり、比較的短い期間で販売するのを止めちゃいました。 

が、その後もリクエストのお声が多かったので改良品を作りました。

それがこちら。3つで1,000円。
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みなさんたいがい何本かキリお持ちですもんね。

アクリルは2mmにし、固定は両面テープ留めにしました。

両面テープは、金属と樹脂の両方によくつき粗面にも追従しやすいものとして、 いまのところ Nitto(日東電工) のNo.515を使ってます。期待通りの接着力です♪ 



商品の求めは さんた屋 BASE店へ。