自分は、レザークラフトをミシンから始めたと書きましたが、今では8割がた手縫いです。
今でもカバンなどの袋物を作る場合はミシンがメイン(そんなには作ってないけど)ですが、部分的には手縫いを組み合わせています。

革製品って、ミシンよりも手縫いのほうが高額で扱われる傾向が強いですよね。熟練職人がひと針づつ縫ってます、とか、上下の糸を交互にからげて縫うので丈夫です、みたいな売り文句で。

個人的には、究極の神業レベルではミシンでも手縫いでも変わらないと思ってます。
が、乱暴な表現を許されるなら、仕上がりを時間で買えるのが手縫いのいいところではないでしょうか。要するに時間さえかければ素人でもそこそこの物ができるって意味です。プロにあって素人にないのは技術、素人にあってプロにないのは時間です。

自分が手縫いに移行したのは、高く売りたいとかではなく、自分が「作りたい」と思うものがミシンよりも手縫いのほうが楽に確実に作れそうだな~って感じたことが理由でした。

ところが、自分が譲り受けたレザークラフトの道具一式の中には菱目打ちは含まれていませんでしたので、そこから新たに買いそろえることになりました。




で、買ったんですけど、実は今までにこれを叩いたことは、1~2回しかないです。
だって、うるさい・・・。

マンションやアパートではご近所さんから文句がくるでしょうし、戸建てであっても家族からいい顔されません。すごく素敵なものを作っていたり、それでたくさん稼げてれば別でしょうけど。

これは多くの人が悩んでることなので、対策品としていろんなものが売られています。
「レザークラフト」「静か」「無音」「穴あけ」とかで検索すると、山ほど出てきます。


あとはドリルスタンドを改造するタイプですね。


これにドリルチャックをつけて菱目打ちを固定する・・・ネットを漁ると、改造方法もたくさん出ていますし、はなから菱目プレス用としての作り方も出ていたりします。

自分もドリルスタンドで作ってみたんですが、意外に力がいるし、引っ張り出してくるのも面倒なんで、結局は使っておらず、今は穴の位置の目印だけつけて、菱ギリでひとつづつあけています。



この方法は、かの有名な Jill Craftさん のブログでした。おお、この手があったかと! 
最初はめんどくさいと思ったんですが、慣れてくると意外に苦にならず、なんたって静かだし大げさな設備もいらないので、リビングで犬の世話をしながらレザクラができます。

問題は、穴ピッチがきれいにそろわないことと、穴の角度がそろわないことで、もともとミシンを使ってましたので、これは絶望的なレベルでした。

そんな問題意識から、辻褄くんシリーズアングルセッターを作った、というわけです。

菱目打ちを使った方が、手縫いのレザークラフト作品らしい仕上がりになるような気もしますし、コンコンやってるのがレザークラフトらしい風情も感じます。伝統的な手縫いの手法としては、菱目打ち(やヨーロッパ目打ち)で軽く穴をつけ、縫う際に都度菱ギリで貫通させて縫うようです。

邪道かもしれないけど、昨今の住環境でレザークラフトをするにはもっとも手軽な方法かなと思っています。

商品の求めは さんた屋 BASE店へ。