レザークラフトを始めたきっかけは、友達のお母様から「加齢で腱鞘炎がひどくなったのだけど、目の前にあるとついつい触りたくなってしまうから、もらってくれない?」と、レザークラフトの道具や材料をいただいたところからでした。

その方は、主にバッグを作られていたので、その道具の中には工業用足踏みミシン(CIRDAR TE1)と皮漉き機(NOPRO=環七ミシン商会オリジナル)まで含まれていたのです。
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もともと機械が好きだったこともあり、レザークラフトというよりもこのレトロな工業用ミシンにどっぷりとはまり、これを使いたいから革をいじる、という変な流れからスタートしています。

CIRDAR(サーダー)というのは、大正8年くらいに大阪で創業した中島ミシンという会社の製品ブランドで、TE-1はその型式。
18世紀半ばから19世紀にかけて起こった産業革命の中、日本には数多くのミシンメーカーがあったようです。現代のミシンの原形といえるSINGARを追い越せ追い抜けと頑張ったのでしょう。その結果世界に誇れる信頼性や耐久性を備えたことで、50年も前の機械が今でも現役で使えてしまうのですね。

おまけに工業用ミシンはおさえや各種パーツの規格がほぼ統一されているので、補修用パーツやカスタマイズパーツなどは、今でも新品で買えるSEIKO(時計のセイコーでないです)TE-6などの部品が流用できちゃう。ありがたい以上に驚きを覚えますね。

最近は、工業用ミシンや漉き機のメンテナンスなどの本も出ていますが、これをいただいた当時は情報がなくて、ネットを漁ったりなじみのミシン屋さんに聞いたりしてひとつひとつ謎を解明しながらだったので、ずいぶん苦労をしましたけど、とにかく楽しかったんですよね~。

これを使って、いくつか鞄を作ったりしました。
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とにかく、せっかくミシンがあるのだから、なにがなんでもミシンで縫うのだ!とやってたんですが、だんだんとミシンだけではなんともならないところがあるのがわかったきて、手縫いもするようになっていったのでした。

手縫の話はまたこんど。

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